子供になんで勉強しなあかんの?と聞かれたら、なんと返すでしょうか?
私は、社会で生き抜く力と頭脳を身につけるため
というようなことを話します。
要は、ご近所の人がすごい!って言ってくれる学校に行くためではなくて、
社会に出た時に、勉強してきた人は、脳が鍛えられていて、
色々な方向から物事を考える力がついてるから、
人生の中で大変な局面にぶつかった時に、勉強してない人より
勉強してきた人は、脳が鍛えられてるから
色々な方法や手段を見つけ出すことができるから乗り越えられるんやで。
どんなスポーツ選手も基礎練を怠って、一流になった人はいないのと同じで
基礎練で体の各部位を鍛えることが大事なのはわかると思うけど、
勉強も、脳をあらゆる教科で鍛えている、人生の基礎練と思えば良いよ。
と答えています。
そして、スポーツはどんなに頑張っても一流になれる人は一部やし
トップ層に行こうと思ったら、才能とセンスが必要になるけど、
勉強は頑張れば頑張るほど結果がついてきてトップ層になれる、
コスパ最強(言い方悪いですが)やで😏
これが正しい答えかどうかは置いといてもらって、
結局、勉強って思考を鍛えるようなものだと思うのです。
昨日のメルマガの記事に面白いのがありました。
以前から、東大の入試問題には面白いものがあるのは知っていますが、
今回も興味深い記事で、面白い問題でした。
https://toyokeizai.net/articles/-/753279
「じゃんけんグリコ」必勝法
「小学校の算数」で解ける問題を東大が出す意味
という記事でした。
過去に出題された問題のようです。
問題は
AとBの2人でじゃんけんをして、
「グーで勝てば3点」「チョキで勝てば5点」「パーで勝てば6点」もらえる遊びをしている。
最終的に、AとBの点数の差が得点となる。
Bがグー・チョキ・パーを完全にランダムで出すとする。
このとき、Aはどのようにグー・チョキ・パーを出せば、得点が最大になるか?
(1992年 東大数学 第6問(1) 問題文はわかりやすく改変)
この問題、小学生でも賢い子は解けますが、
東大が欲しがっている生徒像がわかると記事にされています。
表側だけでなく、「裏側」も見る思考を持っている人物、
将棋などのように相手が今何を考えていて次は何を指すのかを先読みする力が
必要になるように、相手の立場になって物事を考える思考が必要だということです。
これを「論理的思考力(ロジカルシンキング)」の1つとしてとらえられていて
論理的に物事を考える中で、逆算的に思考する必要があると記事に書かれていました。
記事は他にも詳しく書かれていますし、
問題の考え方も書かれています。
私も子供の時に言っていましたが、
「√とかθとかそんなん、社会で使う必要ないやん〜〜。どこで使うん?
スーパーでいらんやん〜」という子、いると思います。
でも、この記事にも書かれているように、
算数や数学は「表側だけではなく裏側も考える思考」を
身につけるための勉強で、
しっかり勉強すれば、逆算的な思考能力を養うことができます。
こういうことって大人になった今しかわからなかったけど、
子供達には、できるだけ、聞く耳持ってくれなくても、
頭の片隅に入れといてもらって、
いつかふと思い出してもらえたらな〜と思います。
勉強って、人生において大事やな〜。
人生やり直しができるなら小学校からしっかり勉強したいな〜。
私が良く読む西岡さん著書
わかりやすく面白いです。偏差値35から東大に合格された方です。
勉強ってどうして必要なのか?
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